大学進学のために札幌に来てからもう10年くらいは札幌に住んでいます。
もともと友達の多い方でもなく、大学でできたわずかな友達もみんな北海道を出てしまいました。
大学を卒業するにも七年かかり、卒業してすぐ就職できたわけでもなく、その場その場で関わりのあった人たちと突っ込んだ交流はあえて避けてきました。大学の先輩たちはともかく、障害者支援の現場で知り合った人たちと個人的に関わりを持っても共倒れになるような気がしたんですよね。単純に話も全然合わなかったし。
きれいさっぱりリアルの人間関係がなくなって、たまに連絡をとるのは医者と役所と、要するに「仕事でわたしの様子を見なければいけない」人たちだけです。
Twitterでオタクとしょーもない話をしているので全然寂しくはないのですが、ふと「わたしが部屋でひとりで死んでしまったときや、そこまでいかなくても具合が悪くて死にそうなときに見つけて助けてくれる人がいない……」と不安になります。
ともだちはいる。でもみんな海の向こうにいる。何かあったときに駆けつけてくれる人がいない。
普段の生活で困ることはないんですが、けっこう恐怖です。
何より困るのが、「じゃあ近所にともだちつくろう!」と思っても「どうやって?」で詰んでしまうことです。
自慢ですがわたしはたいへんに気難しく、話の合う人がめったにいません。
愛想良く相手の調子に合わせて話をさせて、ときどき気の利いた相づちなんかも挟んで気分良く話を盛り上げて帰ってもらうことはできますが、疲れるしそんなサービスが必要な相手は友達と呼びたくありません。
な〜んにも考えずにしょーもない話をダラダラして、あーもう眠いわ寝るね! ってお別れできるような、Twitterをそのままリアルに持ってきたような友達がほしいんですが、そういうのって中学校からとか、よっぽど長い付き合いで気心知れてないとリアルにはなかなか存在しないんですよね。
今からどうやってそんなともだちつくったらいいんでしょうね。
大人ってどうやってともだちつくってるんだろう。こどものときでさえともだちつくれたためしがないのに、サービスの必要ない相手ってどうやったら見つけられるんですかね? たまに酒場で知らない人と会話しても、そういうときは絶対サービス会話になるので……
せめて東京に住んでたら誰かしらオタクは東京に住んでるのにな〜と思うんですが、札幌の気候を愛しすぎていて東京に引っ越すのも腰が重い。そもそも引っ越せるような資金も仕事もありませんが。
オタクと対面で夢中になっておしゃべりがしたいなあ。