2018年、人間の形を取り戻すうちにできるようになったことをひとつずつ書いていく連載その6です。ネタが切れたので、とりあえず連載はこれでおしまいです。今後は週一回の更新を目指しますが、どうなるかはわからん。
自分以外の生命を維持できる空間
生まれてからずっとペットを飼ったことがありません。実家も飼える環境ではなかったし、ひとり暮らしをはじめてからはもっとそうです。まず自分の生命をまともに維持できないのに、自分以外の生命に責任が持てるわけがない。幸いなじみがないので憧れもなく、ひとのペット画像を眺めるだけで満足していました(そもそも生命というものがたいして好きじゃない)。
でも植物にはいくらか憧れがあって、狭い部屋でもどこかに小さなお花を飾れたらいいなあ、とずっと思っていました。
これは造花ではダメで、埃をかぶった造花があってはますます心がすさむのです。お花そのものに安らぎを覚えるというよりは、生花を維持管理できているということで自分の健康を確認したいという思いが強いです。
高校で茶道部にいた影響もあるかもしれません。床の間の柱、釜の湯気が立ち上るあたりに花入れがかけてあって、白い夏椿の花びらが透けている光景は私の中に印象深く残っています。
くじけそうだけど頑張ってみる
今までにも何かの折に小さなブーケを買ったこともあるのですが、全然世話をしてやれずあっという間にしおれさせてしまうのが常でした。
クリスマスにテーブルを手に入れたので、その隅にお花を飾るスペースを作り、クリスマスのお花に続いてお正月のお花を飾っています。私にしては長持ちしているほうですが、最近わりと水を替えるのをサボっていたりして、若干しおれがちです。
そもそも切り花は通常どのくらい持つものなのかもわからないのですが、とりあえずしおれさせてしまってもめげずにお花を買ってこようと思います。花に恥ずかしくない生活がしたいです。