相談箱より:転職活動と微妙な距離感の友人について

占星術相談箱からのおたよりです。

二つあります

まず一つ目、転職活動がうまくいっていないのですが、うまくいく指針が何かあるでしょうか?

もう一つは微妙な距離感の友人と縁を結び直すのか、えいやと縁を切ってしまうか悩んでいます。こちらも指針が何か読み取れたらお聞きしたいです。

現状についての情報が少ないので、推測をまじえながらのお答えとなります。

転職活動については時期を選ぶ必要もありますので、本格的なご相談は鑑定をご検討ください。

まずは出生図をみていきましょう。

活動宮に星が偏り、不動宮に天王星のみとなっています。何か現状に不満があるとき、とにかく行動してみることによって解決をはかってきたかたではないかと思われます。転職活動もその一環かもしれません。行動し、変化を起こすことで、いつもよりよい環境を求めてきたのではないでしょうか。

オーブはゆるめですが活動宮のTスクエアともなっていますから、何か壊すことによって新しくつくる、ということを、良きにつけ悪しきにつけ繰り返してきたのかもしれません。

また、もうひとつ大きなアスペクトでいくと、風のグランドトラインです。ここの月・天王星・水星がTスクエアの激しさを和らげている印象ですが、星の組み合わせからして、自由闊達というか、変幻自在というか、さまざまな場において隙間に入り込んでうまく間を取り持つような印象があります。おそらく転職するにしても、どこの職場でもある程度やっていけそうな感じがします。

金星と火星がぴったり重なった反対側に海王星があり、実利や財産についてとても積極的に動くことができますが、それだけでは満たされず、どこか言葉にならないような「ほしいもの」がいつも頭の片隅にあるのかもしれません。転職活動についても、いろいろと条件を挙げてみても結局どういう職場で働きたいのかがよくわからない、というところはありそうです。

月の対面には冥王星があり、何かを受容したときの反応が自分でもよくわからないとか、実際に事態に飛び込んでみないと自分の気持ちがわからないということもあるかもしれません。ここには水星・天王星・土星も噛んでいますから、自分の気持ちを確かめるためにいろいろなことに挑戦してきた、ということでもありそうです。

全体に出たとこ勝負でうまくやってきたし、うまくやっていける才能をお持ちなのだと思います。

転職活動がうまくいかないのは、少し考えすぎているのかもしれません。どういう状況でうまくいっていないのかは推測するしかないのですが、たとえば条件や利益を追い求めるあまり向いていない職種に手を出しているとか。堅実にコツコツと、というのはおそらく難しいでしょう。持ち前の機転や柔軟さを生かし、自分のやりたいことを探していくのもいいと思います。ひとつの職場に根を張るタイプでもなさそうです。やってみて違うなと思ったら別の職場へ、というふうにしていても、必ず自分の中に残るものはありますから、それらを総合して「自分だけにできること」を形作っていくのもいいかもしれません。

微妙な距離感のご友人については、ご友人がどんなタイプのかたかをこれも推測するしかないのですが、相談者さんご自身のタイプからいえば、一度縁が切れても必要ならばまた結び直す機会はあると思います。少なくとも未練がましく引きずる必要はないと思いますが、ただ、縁というのははっきり「切ります」と宣言する必要もないと個人的に考えています。なんとなく連絡が途絶えて、切れたかなと思っても、そのうちふと連絡することもあるかもしれません。もう二度と連絡しない、絶交だ、と思い詰める必要はなくて、ただ執着はしないように手を離す、という程度で十分ではないでしょうか。