さて、キャンペーンでできるだけ毎日更新しますね!なんてぶち上げたからには記事を書かないといけません。
2023年春の鑑定受付強化キャンペーン中(〜2023/3/31)です。お気軽にお問い合わせください。
ここでは、ベタですが「そもそも占星術ってなんなの?」「用語だけなんとなく聞いたことあるけど、その意味は?」というごく一般のかたにむけて基礎知識をなるべく噛み砕いて解説することとします。
初回は「ホロスコープとは」。占星術の基礎となる大切な図のお話です。
ホロスコープ=空にある星の配置
「ホロスコープをみる」といったとき、おおむねその人の「出生図」をみています。
「出生図」とは、「その人が生まれた瞬間、空のどの位置にどの星があったか」の図。
「空」は見える範囲ばかりではなく、立っている地面のむこう、地球の裏側に輝く星の位置も写し取ります。
たとえば昼に生まれた人なら、ホロスコープの地平線より上側に太陽があります。夜生まれの人は下側です。
また、「わたしは魚座である」というとき、その本当の意味は「わたしが生まれたとき、太陽は魚座にあった」ということですから、生まれの星座は誕生日には見えないのがふつうです。蠍座であれば10月後半〜11月前半の生まれになりますが、蠍座が夜空に輝くのは初夏です。
占星術に使う12星座と、10天体
「12星座」は正式には「黄道十二宮」といいますが、「黄道」とは「太陽の通り道」。空を太陽が一周するあいだ=1年を12に分割し、それぞれの区域をつかさどる星座を割り振ったのがはじまりです。ですから、たとえ黄道上にへびつかい座があったとしても、伝統的な占星術でへびつかい座を使うことはありません。「全部で12である」ことに意味があるからです。
空を12に区分したら、そのどこになんの星があるかを計算します。このとき使う天体は全部で10個。太陽、月、水星、金星、火星、土星、木星、天王星、海王星、冥王星です。厳密には地球の衛星である月や惑星ではなくなった冥王星を含みますが、これらの空に輝く天体の位置によって、その人の可能性や時代の雰囲気を表しているのが「出生図」です。
太陽は黄道上を1年で一周しますが、そのほかの天体はそれぞれの速さで動き、ときには逆行(反対向きに動いているように見えること)します。また、金星と水星は地球より内側の天体ですから、太陽より一定以上離れることはありません。こういった動きを暦にもとづいて計算し(いまはコンピュータがやってくれるので、わたしのような算数ダメヒューマンでも正確なホロスコープがつくれます)、ホロスコープを描き出すのです。
ホロスコープとは、空(黄道上)に、その瞬間、どの天体がどこに位置するかを写し取った図。
空には12の区域があり、そこを10個の天体がそれぞれの速さで旅をします。
ですから、同じ「天秤座の人」でも、1984年生まれの天秤座の人と、2003年生まれの天秤座の人では、まったく違った出生図になります。
たとえ誕生日がまったく同じでも、生まれ年が違えば太陽以外の星は異なる配置となり、生まれ年まで一緒でも出生時間の違いがあればそれも出生図は反映します。
(わたしが「○○座の人へ」の占いを書かないのは、太陽星座だけでわかることを自信を持ってお伝えできないからです。できれば個別の出生図を見て、その人だけの疑問に答えたいと考えています)
いろいろなホロスコープ
鑑定のとき主にみているのは「出生図」といいましたが、実は「人が生まれた瞬間」以外のホロスコープをつくることもできます。
たとえば「春分図」。春分は太陽が牡羊座に入る日のことですが、この日を占星術では元日のように考えます。
春分図をみると、その1年の世界情勢などがわかる、とされています(専門にそういったことを占う占星学もあります)。
また、個人だけでなく、法人や国家のホロスコープもつくれます。出生日時さえきちんとわかっていれば、ペットでも。
それから、「疑問や問いが浮かんだ瞬間」のホロスコープをつくるのが「ホラリー占星術」。これは少し特別な読み方をするので、わたしはまだ勉強不足なのですが、今後学びたいことのひとつです。これによると、その問いの答えを明確に得ることができる、とされています。タロットなどの卜術に近い使い方をできる占星術です。
今回は占星術で使うホロスコープについてどんなものかご説明しました。
気になったことや聞いてみたいことがあれば、はとさん通信などでお気軽にお寄せくださいね。
次回は「12星座の属性」についてお話します。おたのしみに。