相談箱より:昔から自分がどういう人間なのかを掴めずにいます

  • いろいろあって、いろんな人に集客やお仕事の理想実現のアドバイスをもらってみた。 そのアドバイスにしたがって、コ […]
  • いやーえらいことだった。 前回の日記 の直後、実家から「母方の祖母が亡くなったので、28日に通夜、29日に葬式 […]
  • ドン。かわいいね。 お師匠はVRCやメタバースでの活動も精力的にやっていて、今度clusterでイベントやるん […]
  • TikTokがなんか、すげーんすわ。 お師匠に「もうちょっと頑張れ!毎日継続して頑張れ!」と尻を叩かれたので、 […]
  • とにかく貧しいので活動はしばらくおやすみしていた。 とにかく本当にめ〜〜っちゃ貧しい。びっくりする。 貧しい原 […]

占星術相談箱からのおたよりです。

昔から自分がどういう人間なのかを掴めずにいます。

友人には「わかりやすい」「わかりやすすぎて逆に何を考えているかわからない」と言われ、私自身は「単純」だけれども「どういう気持ちで生きているのかわからない」と思うときがあります。
自分でも眩しいくらい楽観的なときもあるのに、呆れるくらい悲観的で厭世的なときも多いです。余計なことを考えすぎて勝手に追い詰められ、きっとどこにもない「ただひとつの正解」を探して、自分の思考や言動が「正解」に当てはまっていない、とグルグル旋回しながらどん底まで落ちました。

現在少し上向きになってきていて、ちょうど人生の(おそらく)重要な分岐点に立っているので、占星術的に私はどのような性質を持っていて、どのような考え方、道の選び方をすればいいのかを伺ってみたいです。

「自分がどういう人間なのか」は占星術が得意とする分野のひとつです。

どんな人でも自分のことは案外よくわからなかったりします。そうしたときに遠くから自分を見ている星にたずねてみると、あっさりと「こんなかんじだよ」と答えが見えてくることも多いものです。

さっそく出生図をみていきましょう。

射手座と水瓶座に星が集中していますね。

環境の変化に強く、どこに行っても「自分」を見失わない、気ままな旅人を思わせます。反面、堅実にコツコツと積み上げていくようなことは苦手で、自分が主導して新しいことをはじめるのにも気が向きにくいかもしれません。また、感情の揺れ動きや言葉にならない共感といったものにピンとこない部分もありそうです。

「どういう気持ちで生きているのかわからない」と思うのは、「自分がどういう気持ちなのか、はっきりと言葉にできない」と感じているのかもしれません。言語表現、知性の分野に関して、「自分の意識の外にある」と感じられたり、「何か制限がかかっていてうまく表現できない」と感じられることが多そうです。決して「そこにない」のではないのですが、表現するための言語や知性に困難の多い星回りです。

「自分の気持ち」や「素直に心地よいと感じるもの」について、上手に表現しようとしなくとも「こうではないか」と試行錯誤してみるのもいいかもしれません。文章にして残しておけば、あとから読み返して「このときはこんなことを思っていたのか」と新しく気づくこともあります。

「気分が変わりやすい」と思うのは、もしかしたら「表に出る態度が変わりやすい」ということかもしれません。自分の内心については心の深い部分にあって意識が及ばず、その影響を受けて表面で変化する態度に自分自身が振り回されてしまっている可能性はありそうです。特に爆発的なエネルギーを発揮することもあれば、その揺り戻しのように消沈してしまうこともあり、変化の波が大きく、自分でもコントロールできないことが多そうです。

第三者の視点や周囲の協力が安定して得られればいいのですが、ご自分では周囲に協力を求めようという発想が生まれなかったり、得られても一時的なものだったり不安定な部分があるかもしれません。大勢を巻き込んで問題になるというようなこともないと思いますが、社会的・公的な分野で「広く協力を募る」「事業を拡大していく」というようなことにぎくしゃくしやすい部分がありそうです。

「人生の分岐点」というのはおそらくご年齢的に新卒の就活もありそうですが、2022年春から2025年の春にかけて体力や健康・コミュニケーションや言語表現について決断したことが思わしくない結果に転びやすい時期です。健康については決して無理をせず、身体を壊す前に撤退することをいつも心にとめてください。

ご質問の「自分がどういう人間なのかわからない」ということですが、おそらくご自分でも手の届かないような深い部分の情緒や感情はとても豊かな方だと思います。ただそれをすくいあげて言葉にすることに困難を感じたり(海をコップにくみあげても塩水でしかなく、海をそのまますくいあげることはできません)、意識の外で起こる嵐に窓を叩かれて驚いたり、「自分の感情を手に取ることができない」と感じられることがありそうです。

身近な人にどのように見えているか聞いてみたり、そのときどきで思ったことを書きとめておいてあとから読み返したり、気が向いたときだけでも記録をつけて振り返ってみることは決して無駄にはならないと思います。